私立高校の受験方式を調べていると、必ず出てくるのが「単願」と「併願」という言葉です。個別相談会でも「単願でいきますか、併願でいきますか」と聞かれることが多く、この2つの違いを正しく理解しておくことは、志望校選びの土台になります。富士見市・ふじみ野市・三芳町・川越市・志木市・新座市エリアで私立高校受験を検討しているご家庭に向けて、単願と併願の仕組みと、それぞれのメリット・デメリットを整理します。
そもそも「単願」「併願」とは何か
単願・併願は、私立高校の入試で使われる出願方式の呼び方です。学校によって「専願」と表記されることもありますが、意味は単願とほぼ同じと考えて差し支えありません。
単願とは
単願は、「合格したら必ずその高校に入学します」と約束したうえで受験する方式です。他の高校を第一志望として並行して受けることを前提とせず、その学校一本に絞って出願します。多くの私立高校では、単願で出願する生徒に対して合否判定の基準を併願よりもやわらげる、いわゆる優遇措置を設けているケースが一般的です。
併願とは
併願は、公立高校や他の私立高校を第一志望としながら、滑り止め・すべり止めとして私立高校を受験する方式です。第一志望の結果が出るまで入学を確約しないため、単願に比べて合否判定の基準がやや高めに設定されることが多くなります。公立高校を第一志望とするご家庭の多くは、この併願という形で私立高校を受験しています。
単願のメリット・デメリット
単願を選ぶ場合、次のような特徴があります。
- メリット:優遇措置により合否判定の基準がやわらぎやすく、合格の見通しが立てやすい
- メリット:個別相談会の段階で結果の見通しがつくことが多く、受験当日までの精神的な負担が軽くなりやすい
- メリット:併願校を複数受ける場合に比べて受験料や移動の負担が少ない
- デメリット:合格したら入学が前提となるため、公立高校を受けたとしても事実上は志望校を変更しにくい
- デメリット:その学校が第一志望として明確でないと、入学後にミスマッチを感じる可能性がある
併願のメリット・デメリット
併願を選ぶ場合は、次のような特徴があります。
- メリット:公立高校の合否結果を待ってから進学先を選べるため、進路の選択肢を広く持てる
- メリット:万が一公立高校が不合格でも、併願で確保した私立高校へ進学できるという安心材料になる
- デメリット:単願に比べて合否判定の基準がやや高く設定されることが多く、確実な合格の見通しが立ちにくい場合がある
- デメリット:複数校を受験する場合、受験料や移動の負担、当日のスケジュール管理が増える
どちらを選ぶか、ご家庭での考え方
単願と併願のどちらが適しているかは、お子さまの志望順位や北辰テストの結果、ご家庭の考え方によって変わってきます。判断のポイントとして、次のような点を確認しておくとよいでしょう。
- その私立高校が「第一志望」として明確に位置づけられているか
- 公立高校を第一志望とする場合、私立高校は併願(すべり止め)として検討しているか
- 北辰テストの偏差値の推移から、志望校の優遇基準にどの程度届いているか
- 複数校を併願する場合、受験料・移動時間・当日の体力面で無理のない組み合わせになっているか
特に公立高校を第一志望とするご家庭では、私立高校を併願でおさえておくことが一般的な流れになります。一方で、私立高校のカリキュラムや校風にどうしても通いたいという強い希望がある場合は、単願を選ぶご家庭も少なくありません。
確約・優遇との関係
単願・併願のどちらを選ぶかは、私立高校の個別相談会で行われる「確約」「優遇」の相談とも深く関わってきます。確約・優遇の相談では、保護者・生徒が学校主催の個別相談会に出向き、北辰テストの偏差値や内申点をもとに、単願・併願それぞれの基準に達しているかを直接確認するのが基本的な流れです。単願と併願で基準が異なる学校が多いため、志望校が決まったら早めに個別相談会の日程を確認し、どちらの方式で出願するかをご家庭で話し合っておくことをおすすめします。
単願と併願のどちらを選ぶべきか、北辰テストの結果をどう読み解けばよいか迷った際は、地域の塾に相談するのも一つの方法です。EIMEI教育学習塾グループでは、これまでの模試結果や志望校の傾向を踏まえながら、単願・併願それぞれの選択肢を一緒に整理するサポートを行っています。
まとめ:仕組みを理解して志望校選びに役立てる
単願はその学校への入学を前提に受験する方式、併願は公立高校などを第一志望としながら私立高校を受験する方式で、それぞれメリット・デメリットが異なります。どちらを選ぶかによって私立高校の合否判定基準も変わってくるため、お子さまの第一志望がどこにあるのか、北辰テストの結果はどう推移しているのかを踏まえて、早めにご家庭で方針を固めておくことが大切です。個別相談会では、単願・併願それぞれの基準を必ず確認しておきましょう。
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