10月は中1の2学期中間テストの時期です。社会の歴史では聖徳太子から平城京までの「飛鳥時代・奈良時代」が出題範囲になる学校が多く、「人物と出来事がごちゃごちゃになる」「土地制度の名前が似ていて覚えられない」という声が、富士見市・ふじみ野市・三芳町・川越市など東武東上線沿線のご家庭からも聞かれます。
この記事では、飛鳥時代と奈良時代を「改革の流れ」でつなげて覚える方法を、保護者の方がお子さまに声をかけやすい形で紹介します。
飛鳥時代は「国づくりの改革」の連続で覚える
飛鳥時代は、中国にならった国のしくみを整えていく時代です。年号を単独で暗記するより、「誰が・何のために・何をしたか」を一本の流れにしましょう。
聖徳太子の政治(推古天皇の時代)
- 冠位十二階(603年):家柄にかかわらず、能力や功績で役人を取り立てる制度
- 十七条の憲法(604年):役人の心得を示したもので、現代の憲法とは性格が違う
- 遣隋使(607年):小野妹子らを隋に送り、対等な国交を求めた
大化の改新から律令国家へ
- 大化の改新(645年):中大兄皇子と中臣鎌足らが蘇我氏をたおし、公地公民をめざす
- 白村江の戦い(663年):唐・新羅の連合軍に敗れる
- 壬申の乱(672年):天智天皇のあとつぎをめぐる争い。勝った天武天皇が権力を強める
- 大宝律令(701年):律令にもとづく政治のしくみが整う
テストでは「中大兄皇子」と「中臣鎌足」の組み合わせ、「公地公民」の意味を記述させる問題がよく出ます。まず「聖徳太子→大化の改新→壬申の乱→大宝律令」の4ステップを白紙に書けるようにしましょう。
奈良時代は「平城京」と「土地・税のしくみ」がカギ
710年に都が平城京(現在の奈良市)に移され、奈良時代が始まります。唐の都・長安をモデルにした碁盤の目のような街づくりで、地図問題や資料問題にも使われます。
律令制の税は「租・調・庸」
- 租:収穫した稲の約3%を納める(地方の国に納める)
- 調:地方の特産物を納める(都へ運ぶ)
- 庸:労役の代わりに布を納める(都へ運ぶ)
- このほか、防人など兵役の負担もあった
「租は稲」「調は特産物」「庸は布」と、何を・どこへの2点をセットにして暗記カードにすると、混同を防げます。作り方は暗記カードの作り方・使い方も参考にしてください。
土地制度は「班田収授法→三世一身法→墾田永年私財法」
- 班田収授法:6歳以上の人に口分田を与え、死ぬと国に返させる
- 三世一身法(723年):開墾した土地を、期限つきで私有してよいとする
- 墾田永年私財法(743年):開墾した土地を、ずっと私有してよいとする
なぜ制度が変わったのか、という理由が大事です。人口の増加や税の負担から口分田が不足し、開墾をすすめる必要が出たため、とセットで押さえます。墾田永年私財法のあと、貴族や寺社が土地を広げ、のちの荘園につながります。
奈良時代の文化と仏教政策をまとめる
- 聖武天皇:仏教の力で国を守ろうとし、国ごとに国分寺、都に東大寺と大仏をつくらせた
- 行基:民衆に仏教を広め、橋や池づくりにも力を尽くした僧
- 鑑真:唐から来日し、正しい仏教の教えを伝えた僧。唐招提寺を開く
- 歴史書・地誌:古事記・日本書紀、各地の風土記がつくられた
- 天平文化:唐の影響を強く受けた国際色豊かな文化。正倉院の宝物が代表例
文化史は「人物名・建物・作品」を表にして3列で整理すると、一問一答でも記述でも強くなります。
定期テストで差がつく勉強のコツ
- 年表を自分で書く:教科書の年表を見ながら、1ページにまとめ直す
- 「なぜ」を一言でつける:各改革に「目的」と「結果」を書き添える
- 地図・資料を見直す:平城京の図や、租調庸の運び先を確認する
- ワークは3周する:間違えた問題だけを繰り返す。詳しくは問題集・ワークの使い方へ
歴史全体の進め方は歴史の勉強法や年号の覚え方でも紹介しています。テスト日から逆算した計画づくりは中間テストの勉強計画の立て方が役立ちます。
ご家庭でできるサポートと塾の活用
保護者の方は、答えを教えるよりも「聖徳太子は何をした人?」「租ってなんだっけ?」と1問だけ質問するのがおすすめです。お子さまが自分の言葉で説明できれば、理解が定着しているサインです。夕食後の5分、通学の電車(東武東上線など)での一問一答など、すきま時間を活用してみてください。
「自分で整理するのが難しい」「何度やっても人物が混ざる」というときは、EIMEI教育学習塾グループのエイメイ学院や明成個別のように、理解度を確認しながら指導を受けられる環境を活用する方法もあります。
まとめ:飛鳥・奈良時代は「改革の流れ」と「土地・税のしくみ」を軸に整理しましょう。まずは今日、「聖徳太子→大化の改新→壬申の乱→大宝律令」を白紙に書き出してみてください。なお、学習内容や出題範囲は教科書・学校によって異なるため、最新の情報は学校の配布資料でご確認ください。
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