1学期の通知表を見て、「定期テストの点数はそこそこ良かったのに、評定が思ったより上がらなかった」と感じたご家庭はありませんか。実はその理由の多くは、通知表の評定が単純な「テストの点数」だけで決まっているわけではないことにあります。現在の中学校の評価制度では、各教科ごとに「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」という3つの観点で評価が行われ、それらを総合したものが評定になります。この記事では、富士見市・ふじみ野市・三芳町・志木市・新座市・川越市エリアの保護者の方に向けて、この「観点別評価」の中身と、ご家庭でできる対策を解説します。
なぜ「観点別評価」を知っておく必要があるのか
現在の中学校の評価制度では、各教科の評定(1〜5)は「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」という3つの観点の評価を総合して決定されます。埼玉県の公立高校入試では、この評定の合計が内申点(調査書点)として学力検査の得点とあわせて合否判定に使われるため、評定の仕組みを正しく理解しておくことは志望校選びにも直結します。
- 定期テストの点数が良くても、評定が上がらないケースがある
- 逆に、テストの点数がそれほど高くなくても評定が高いケースもある
- 「観点別評価」の中身を知らないと、対策の方向性を誤ることがある
「内申点の上げ方」については以前の記事「内申点(評定)の上げ方」でも紹介していますが、今回はその土台となる評価の仕組み自体を、より詳しく掘り下げます。
3つの観点、それぞれの中身
① 知識・技能
教科書の内容や基礎的な知識をきちんと覚え、それを使って正しく問題を解けるかを評価する観点です。定期テストの一問一答や計算問題、漢字の書き取りなど、いわゆる「暗記」「基礎技能」が中心に反映されます。3観点の中では、最も定期テストの点数と連動しやすい観点です。
② 思考・判断・表現
知識を使って「なぜそうなるのか」を説明したり、複数の情報を関連づけて答えを導いたりする力を評価する観点です。定期テストの記述式問題、レポート、グループでの話し合いの内容などが評価材料になります。単なる暗記だけでは高い評価を得にくく、「自分の言葉で説明できるか」が重要になります。
③ 主体的に学習に取り組む態度
提出物の期限や完成度、授業への参加姿勢、粘り強く課題に取り組む様子などが評価される観点です。テストの点数には直接表れない部分ですが、評定を大きく左右することがあります。「テストは良いのに評定が伸びない」というご家庭の多くは、この観点でつまずいているケースが目立ちます。
教科ごとに観点の現れ方は異なる
3つの観点の重みは、教科の特性によって現れ方が変わります。
- 数学・理科:「知識・技能」に加え、応用問題や記述式の解答で「思考・判断・表現」が問われやすい
- 国語・社会:読解や論述の記述問題を通じて「思考・判断・表現」の比重が高くなりやすい
- 英語:単語・文法の「知識・技能」と、スピーキングやライティングの「思考・判断・表現」の両方が評価対象になる
- 音楽・美術・保健体育・技術家庭(実技4教科):授業態度や実技・作品の完成度など「主体的に学習に取り組む態度」の比重が大きくなりやすい
実技4教科は換算内申において重要度が高い学校もあるため、軽視は禁物です。部活動と内申点の関係については「部活動と内申点の両立」でも触れていますので、あわせてご覧ください。
ご家庭でできる「観点別」を意識した対策
1学期の通知表を受け取ったこのタイミングで、3つの観点それぞれについて振り返っておくと、2学期以降の対策がより具体的になります。
- 知識・技能を伸ばす:定期テストの間違えた問題を解き直し、教科書レベルの基礎を確実に固める
- 思考・判断・表現を伸ばす:「なぜそうなるのか」を自分の言葉で説明する練習をする。記述問題の答案を先生に見てもらいフィードバックを受ける
- 主体的に学習に取り組む態度を伸ばす:提出物は期限の2〜3日前を締め切りとして家庭で設定する。授業ノートを丁寧に取る習慣をつける
特に「主体的に学習に取り組む態度」は、保護者の方の日々の声かけによって改善しやすい観点です。「提出物、期限は大丈夫?」「今日の授業で発言できた?」といった軽い声かけを続けるだけでも、お子さまの意識は少しずつ変わっていきます。
2学期に向けて、今のうちに見直しておきたいこと
夏休みは、1学期の通知表を振り返り、2学期に向けた対策を立てる絶好のタイミングです。富士見中学校・鶴瀬中学校・南畑中学校・ふじみ野中学校・大井中学校・志木中学校・新座中学校など、地域の中学校ごとに定期テストの出題傾向や提出物の課し方は異なります。お子さまが通う中学校の傾向を踏まえた対策を、夏休み中に進めておくことをおすすめします。
- 1学期の通知表・定期テストの答案を一緒に見直し、観点別の弱点を洗い出す
- 提出物のスケジュール管理をご家庭でサポートする仕組みを作る
- 記述式の解答は、学校や塾の先生に添削してもらう機会を増やす
- 北辰テストの偏差値もあわせて確認し、内申点と当日点のバランスを把握する
内申点は入試当日だけでは取り戻せない要素だからこそ、早めの振り返りと対策が重要です。富士見市・ふじみ野市・三芳町・志木市・新座市・川越市エリアで、観点別評価を意識した定期テスト対策や記述対策にお悩みの場合は、EIMEI教育学習塾グループにご相談いただくのも一つの方法です。
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